断熱リフォーム 内窓 快適 夏の悩み 冬の悩み

内窓の断熱効果はどのくらいですか|仕組みと体感の変化を解説

内窓の断熱効果はどのくらいですか|仕組みと体感の変化を解説

内窓を検討する際、「実際どのくらい効果があるのか」が気になる方は多いのではないでしょうか。

この記事では、内窓の断熱効果について、数字を断定するのではなく、効果が生まれる仕組みと体感の変化を整理してお伝えします。

作成者 吉川 貴裕(株式会社White Label Works 代表/屋号「窓リノ」) プロフィール

作成日 2026年9月28日 最終更新日 2026年9月28日 本記事は2026年8月時点の情報です 読了時間 約8分

内窓を設置すると、なぜ断熱効果があるのですか?

内窓は既存の窓の内側にもう一枚窓を追加する工事で、窓と窓の間に空気の層ができることで、熱の出入りが抑えられるとされています。この仕組みによって、冬の冷え込みや夏の熱気を感じにくくなる効果が期待されます。

単板ガラス1枚の窓と、内窓を設置して空気層ができた窓を対比して示す図 図1 内窓がある場合とない場合の違い 内窓がない窓 内窓を設置した窓 ガラス1枚のみ 外気の影響を受けやすい 窓が2枚になる 間に空気の層ができる 空気の層があることで、熱の出入りが緩やかになるとされています。 実際の効果の感じ方は住まいの状態によって異なります。 出典:窓リノの施工の考え方(2026年8月時点)

効果の大きさは、断定できるものではありません

「必ずこれだけ効果がある」と数値を断定してお伝えすることはできません。窓の向き、現在のガラスの種類、部屋の使い方など、条件によって体感の変化には差があるためです。

インターネット上で見かける効果の数字は、特定の条件下での試算や、別の住宅での実例であることが多く、そのままご自宅に当てはまるとは限りません。当社では、現地確認をせずに数字だけをお約束することは避けるようにしています。

効果を感じやすいのは、どのような窓ですか?

単板ガラス(ガラスが1枚だけの窓)や、日当たりの影響を強く受ける窓では、内窓を設置した際の変化を感じやすい傾向にあります。

単板ガラス・日射の強さ・気密性の低さという条件と、効果の感じやすさの関係を示す図 図2 効果を感じやすい窓の条件 単板ガラスの窓 感じやすい 西日や直射日光が強い窓 感じやすい 隙間風を感じる古い窓 感じやすい これらに当てはまる窓ほど、工事後の変化に気づきやすい傾向にあります。 実際の傾向はご相談内容の集計にもとづく参考情報です。 出典:窓リノのご相談内容(2026年8月時点)

すでに断熱性能の高い窓の場合は?

すでに複層ガラスなど断熱性能の高い窓が入っている場合、内窓を追加しても変化が小さく感じられることがあります。現地確認の際に、現在の窓の状態を確認したうえで、効果が見込めるかどうかを正直にお伝えします。

見込みが小さいと判断した場合、無理に内窓の設置をおすすめすることはありません。他の方法が向いている可能性についても、あわせてご説明します。ガラスだけを交換する方法が適している場合もあります。

効果は、どのくらいの期間で実感できますか?

内窓の設置は工事が完了した直後から、窓まわりの体感が変わりやすい工事です。特別な慣らし期間や、効果が出るまでの待機期間は必要ありません。

季節によって、感じ方は変わりますか?

冬の冷え込みや夏の熱気が強い時期のほうが、変化を実感しやすい傾向にあります。穏やかな気候の時期に工事した場合は、次の冬や夏を迎えたときにあらためて変化を感じる方もいらっしゃいます。

工事する季節を選べる場合は、お悩みが強い季節の少し前に済ませておくと、その季節を迎えたときの変化を実感しやすくなります。製品の在庫状況によっては、ご希望の時期に工事できないこともあります。

断熱以外にも、内窓には効果がありますか?

断熱以外に、防音や結露の軽減といった効果を感じる方もいらっしゃいます。これらは同じ仕組みから派生する効果として説明されることが多くあります。

断熱・防音・結露軽減という複数の効果とその関係性を示す図 図3 内窓に期待される複数の効果 STEP 1 窓が2枚になる 空気の層が できる STEP 2 熱の出入りが 緩やかになる (断熱) STEP 3 音の伝わりも 緩やかになる (防音) STEP 4 温度差が 緩和される (結露軽減) これらの効果は同じ仕組みから派生するものとして説明されることが多くあります。 実際の効果の程度は住まいの状態によって異なります。 出典:窓リノの製品説明の考え方(2026年8月時点)

目的に応じて製品を選ぶことができます

断熱を重視するか、防音を重視するかによって、おすすめする製品のガラスの種類が変わることがあります。複数の目的がある場合も、現地確認の際にまとめてお伺いします。

たとえば道路に面した部屋では防音を、日当たりの強い部屋では断熱を重視するというように、部屋ごとに優先する目的を変えて製品を選ぶこともできます。どちらも重視したい場合は、両方に配慮した製品もご案内できます。

効果を数字で見当をつけたい場合は?

体感だけでなく、光熱費への影響を数字で見当をつけたい場合は、当社の冷房費シミュレーションで条件を入力して試算できます。

試算はあくまで目安です

シミュレーションで示される数字は、入力していただいた条件にもとづく試算であり、実際の光熱費の変化を保証するものではありません。あくまで検討の際の参考情報としてご利用ください。

個人情報の入力は不要で、気軽に条件を変えながら試していただけます。窓の数や部屋の広さなど、いくつかの項目を入力するだけで試算できます。何度でも条件を変えて試していただいて構いません。

補助金を使って内窓を設置することもできますか?

できます。先進的窓リノベ2026事業を利用すれば、登録製品による内窓設置の費用の一部が補助されます。断熱効果を得ながら、費用の負担を抑えることができます。

項目 内容 確認先
制度名先進的窓リノベ2026事業(環境省)公式サイト
補助上限住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたり合計補助額5万円以上同上
申請期間2026年3月31日〜2026年12月31日同上
申請方法登録された窓リノベ事業者を通じて申請同上

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年8月時点で公式サイトに掲載されている内容です。交付申請の手続きは工事の完了・引渡し後で、交付申請の予約は任意です。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

製品が登録されていることが条件です

使用する製品が登録されていることが条件で、対象製品は年度ごとに更新されます。製品を選ぶ段階で当社が確認するため、お客様ご自身で調べていただく必要はありません。

交付申請は工事の完了・引渡し後に行う手続きです。着工前に必ずやっておく必要があるのは、工事前の写真撮影のみで、予約の手続きは任意となっています。

我が家の窓は、内窓設置に向いていますか?

当てはまる項目が多いほど、内窓の効果を実感しやすい状態です。下のチェックは診断ではなく、相談の前に状況を整理するためのものです。

内窓の効果を実感しやすいかセルフチェック(5項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個既存の窓の性能によっては、効果の感じ方が小さい可能性があります。現地確認でご説明します。
2〜3個内窓の効果を実感しやすい可能性がある状態です。
4〜5個内窓の効果を実感しやすい状態です。まずは現地確認からご案内します。

チェックの数にかかわらずご相談いただけます

このチェックはあくまで目安です。当てはまる項目の数にかかわらず、現地確認のうえで正直な見立てをお伝えします。

お見積りだけのご依頼も可能です

お見積りのみのご依頼も承っており、その場でご契約をお願いすることはありません。他社と比較したうえで判断していただいて構いません。見積書の内訳をそろえて比べると、同じ金額でも中身が違うことが見えてきます。

内窓の断熱効果について、よくいただくご質問は?

内窓の効果に関するご質問をまとめました。住宅の状態によって答えが変わる部分は、その旨を添えています。

効果を数字で示してもらうことはできますか?
住まいの条件によって数値は変わるため、一律の数字をお約束することはできません。当社の冷房費シミュレーションで、条件を入力した試算をご覧いただけます。試算は個人情報の入力なしでご利用いただけます。

どんな窓でも同じくらいの効果がありますか?
窓の向きや現在のガラスの種類、部屋の使い方によって体感の変化には差があります。現地確認のうえで、どの程度の変化が見込めそうかをお伝えします。

効果が感じられなかった場合、どうすればいいですか?
体感には個人差があるため、まずはお気軽にご相談ください。現地確認の内容や設置状況を踏まえて、原因を一緒に確認します。設置状況によっては、調整で改善できる場合もあります。

工事後、すぐに効果を感じられますか?
内窓の設置は工事が完了した直後から窓まわりの体感が変わりやすい工事です。ただし変化の感じ方には個人差があるため、断定してお伝えすることはできません。

相談する前に、何を確認しますか?

最初に確かめたいのは、気になっている窓のガラスが1枚か複数枚かという点です。そのうえで冷暖房の負担を数字で見ておくと、相談のときに希望を伝えやすくなります。断熱・防音・結露のどれを重視したいかも整理しておくと、相談がスムーズです。

冷房費のシミュレーションで、我が家の負担を数字にする

窓の断熱で光熱費がどのくらい動くのかを、条件を入れて試算できます。個人情報の入力は不要です。

夏の冷房費シミュレーションを試す

あわせて読みたい記事をご紹介

関連するブログ記事はこちらから

断熱リフォームに関する最新情報をお届けします。

最新ニュース&お知らせ