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窓の数を増やす工事は、補助の対象になりますか?|考え方

窓の数を増やす工事は、補助の対象になりますか?|考え方

「窓をもう一つ増やしたい」「大きな窓を2つに分けたい」。リフォームの相談では、こうした希望が出てくることがあります。補助金を使えるのかは、気になるところです。

この記事では、先進的窓リノベ2026事業の公式サイトの記載をもとに、窓の数を増やす工事の考え方を整理します。内容は公式サイトの記載(2026年10月13日時点)にもとづきます。

作成者 吉川 貴裕(株式会社White Label Works 代表/屋号「窓リノ」) プロフィール

作成日 2026年10月9日 最終更新日 2026年10月9日 本記事は2026年10月時点の情報です 読了時間 約8分

窓の数を増やす工事は、補助の対象になりますか?

原則として、対象になりません。補助の対象は、交換前のサッシと同数までとされています。ただし、例外もあるため、工事の内容に応じて確認が必要です。

先に申し上げると、この記事は「増設できます」とお伝えするものではありません。公式サイトの考え方を整理し、相談の前に何を確かめればよいかをお伝えするものです。最終的な判定は、事務局の審査によります。

「増やす」にも、いくつかの形があります

窓の数を変えたい希望には、新しい場所に窓を設ける、今ある窓を広げる、1つの窓を複数に分ける、といった形があります。公式サイトには、外窓交換と内窓設置のそれぞれについて、数に関する決まりが示されています。どの形にあたるかで、確認する点が変わります。

希望の内容によっては、補助の対象にならない部分だけ、別の工事として切り分ける考え方もあります。補助の対象になる工事と、ならない工事を分けて見積りを出してもらうと、判断しやすくなります。

公式サイトでは、どんな工事が対象外とされていますか?

外窓交換では、新たに開口部を設ける、既存の開口部を拡張する、交換前のサッシの数より多く製品を設置する、の3つが対象外の例に挙げられています。

具体例として、引き違い窓2枚建ての1製品を、FIX窓4製品に替える工事が示されています。外壁などに新しい開口部を設けて窓を付ける場合や、窓を大きく広げる場合も、同じく対象外の例です。

外窓交換で、補助の対象にならない例と、対象となる考え方を対比する図 図1 窓の数を増やす工事の、公式サイトの整理(外窓交換) 補助の対象にならない例 対象となる考え方 新たに開口部を設けて設置 既存の開口部を拡張して設置 交換前のサッシより多く設置 既存のサッシと同数まで 強度の制約でやむを得ない分割 BELS評価書等で等級5を満たす住宅 例外があるため、現地で窓の状態を見て確認します。 最終的な判定は、事務局の審査によります。 出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(2026年10月13日時点)

この例の「1製品」は、引き違い窓2枚建てのひと組を指しています。窓の枚数ではなく、製品の数で数える点に注意してください。見積書にも、窓ごとに製品の数が書かれているかを確認しましょう。

内窓にも、数の決まりがあります

内窓では、既存の外窓1つに対して、3つ以上の内窓を新たに取り付ける工事が対象外です。ただし、既存の外窓のガラス面と同数の内窓を付ける場合や、強度の制約でやむを得ず最低限に分割する場合は対象になります。

「既存サッシと同数まで」とは、どういう意味ですか?

交換する窓の数が、交換前のサッシの数を超えなければ対象、超えると対象外、という考え方です。数を数える基準は、交換前のサッシです。

引き違い窓2枚建ての1製品を交換する場合に、同数の1製品は対象、FIX窓4製品に増やす場合は対象外となる例を比べる横棒の図 図2 交換前のサッシの数と、補助の対象(公式サイトの例) 交換前のサッシ 1製品 同数に交換(対象) 1製品 4製品に増やす(対象外の例) 4製品 交換前の数を超える製品を設置すると、対象外の例にあたります。 例外として、強度の制約でやむを得ず最低限に分割する場合があります。 出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(2026年10月13日時点)

先ほどの例では、交換前は1製品でした。それを4製品にすると、交換前のサッシの数より多くなるため、対象外の例として示されています。数を増やす計画があるときは、交換前の数を先に数えておくことが出発点です。

大きな窓を2つに分けたいときは、どう考えますか?

強度の制約でやむを得ず、最低限に分割する場合は、設置した製品分が対象になるとされています。希望だけで分割できるわけではありません。

分けたい理由が、窓の大きさや強度の問題にあるのかどうかが、判断の分かれ目です。「使い勝手のために分けたい」という希望は、強度の制約とは別の話になります。どちらにあたるかは、窓の大きさと構造を現地で見て確認します。

分割を考えるときは、先に、分けない場合の工事も見積りに入れてもらうと比べやすくなります。分けた場合と分けない場合で、補助の対象になる範囲が変わることがあるためです。

窓リノは、現地で窓を見てから判断します

窓リノは窓の断熱に特化した会社で、現地確認で窓の数と位置を確かめたうえで、見積りを作ります。窓の数を変える希望がある場合は、対象になりそうかどうかを含めてご説明します。現地確認は無料で、その場でご契約をお願いすることはありません。お見積りのみのご依頼も承っています。

BELS評価書は、どんなときに関わりますか?

窓の新設・拡張・位置変更、既存数を上回る外窓の交換などの場合に、BELS評価書などの書類が交付申請で必要となります。

公式サイトでは、交付申請の必須書類として、新設・拡張・位置変更、既存数を上回る外窓・ドア交換の場合に、BELS評価書または既存住宅の建設住宅性能評価書が挙げられています。あわせて、BELS評価書等で、リフォーム後に断熱等性能等級5を満たす住宅は、対象とされています。

現地で窓の数と位置を確認し、対象外の例にあたるかを確認し、書類の要否を確認して、見積りに進む流れを示す図 図3 窓の数を変えたいときの確認の順番 STEP 1 窓を数える 交換前の サッシの数を確認 STEP 2 対象外の例か 新設・拡張・ 増加にあたるか STEP 3 書類の要否 BELS評価書等が 必要かを確認 STEP 4 見積り 現地確認のうえ 内容を確認 新設・拡張・増加に当たる場合は、書類の準備が必要になることがあります。 書類の要否と対象になるかは、事務局の審査によります。 出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(2026年10月13日時点)

補助を使う場合の手続きも押さえておきます

先進的窓リノベ2026事業は、登録事業者を通じて申請します。窓リノは登録事業者として、交付申請の手続きの窓口になります。着工前に必要なのは工事前の写真撮影で、免除はありません。交付申請は工事の完了・引渡し後で、交付申請の予約は任意です。予約の受付は、遅くとも2026年11月16日までとされています。

項目 内容 確認先
制度名先進的窓リノベ2026事業(環境省)公式サイト
補助上限住宅1戸あたり100万円同上
対象の下限1申請あたり合計補助額5万円以上同上
申請期間2026年3月31日〜2026年12月31日同上
申請方法登録された窓リノベ事業者を通じて申請同上

補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年10月時点で公式サイトに掲載されている内容です。交付申請の手続きは工事の完了・引渡し後で、交付申請の予約は任意です。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。

我が家の窓の希望は、どこから整理すればいいですか?

新設・拡張・分割のどれを希望しているかを、先に整理しておくと相談が進めやすくなります。下のチェックは診断ではなく、相談の前に状況を整理するためのものです。

窓の数を変えたい工事のチェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜2個現状の整理から始める段階です。まず、今ある窓の数と位置を控えてください。
3〜4個希望の内容を見極める段階です。新設・拡張・分割のどれにあたるかを、現地で確認します。
5〜6個書類や例外の確認に進む段階です。事前に、対象になるかの見通しを現地で確かめます。

分からない項目があっても構いません

希望がはっきりしていなくても、ご相談いただけます。チェックがつかない項目は、そのままお伝えください。

窓の数を増やす工事について、よくいただくご質問は?

窓の数と補助金に関する、よくいただくご質問をまとめました。補助額は目安であり、受給を保証するものではありません。

窓の数を増やす工事は、補助の対象になりますか?
原則として、交換前のサッシの数より多く製品を設置する工事は、補助の対象になりません。例外もあるため、一概には言えません。先進的窓リノベ2026事業の公式サイトの記載(2026年10月13日時点)にもとづきます。

大きな窓を2つに分けたい場合は、どうなりますか?
強度の制約でやむを得ず、最低限に分割する場合は、設置した製品分が補助の対象になるとされています。「やむを得ない」かどうかは、現地で窓を見て確認します。希望だけでは、例外に当たるとは限りません。

BELS評価書とは、何ですか?
建物の省エネ性能を評価した書類の一つです。公式サイトでは、窓の新設・拡張・位置変更、既存数を上回る外窓の交換などの場合に、必要となる書類として挙げられています。要否は、工事の内容を見て確認します。

増やせるかどうかは、誰が判断しますか?
最終的には、事務局の審査で決まります。窓リノは、現地で見たことをもとに見通しをお伝えしますが、対象になることをお約束するものではありません。

見積りだけ頼んでも、大丈夫ですか?
大丈夫です。窓リノは現地確認を無料で行っており、見積りのみのご依頼も承っています。その場でご契約をお願いすることはありません。

相談する前に、何を確認しますか?

今ある窓の数と位置、増やしたい(分けたい)理由を控えておいてください。対象になるかどうかは、事務局の審査で決まります。窓の断熱で冷房費がどう変わるかは、シミュレーションで試せます。

冷房費のシミュレーションで、我が家の負担を数字にする

窓の断熱で光熱費がどのくらい動くのかを、条件を入れて試算できます。個人情報の入力は不要です。

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