窓の断熱シートやカーテンで足りますか?工事が向く場合を整理
窓際の寒さや、夏の西日が気になり始めたとき、まず思い浮かぶのは断熱シートやカーテンではないでしょうか。手軽に始められる一方で、「これで足りるのか、工事まで考えるべきか」と迷う方もいらっしゃいます。
この記事では、手軽な対策と窓の工事を切り分けて、それぞれがどんな場面に向いているかを整理します。シートやカーテンを否定する内容ではありません。
作成者 吉川 貴裕(株式会社White Label Works 代表/屋号「窓リノ」) プロフィール
作成日 2026年10月27日 最終更新日 2026年10月27日 本記事は2026年10月時点の情報です 読了時間 約8分
断熱シートやカーテンで、足りるのでしょうか?
足りるかどうかは、悩みの大きさによって変わります。手軽な対策で様子を見て、足りないと感じたときに窓そのものを変える工事を考える、という順番が一つの目安です。
手軽な対策のよいところ
シートやカーテンは、費用や手間の面で始めやすい対策です。工事の予定を立てる必要がなく、思い立った日に試すことができます。自分の家の悩みが、どの程度改善されるかを確かめる入口にもなります。
窓の側を変える工事は、何を変えるのですか?
窓の側を変える工事とは、内窓の設置、ガラスの交換、外窓の交換のように、窓そのものの性能を変える工事です。手前に何かを足す対策とは、考え方が異なります。どちらが上という話ではなく、悩みの大きさに合わせて選ぶものです。
補助金の対象になるのは、どちらですか?
対象になるのは、窓の工事のほうです。先進的窓リノベ2026事業の補助対象工事は、ガラス交換・内窓設置・外窓交換・ドア交換の4種類で、シートやカーテンは含まれていません。
4つの工事は、窓のどこを変えるかが違います
ガラス交換は、既存のサッシを残してガラスだけを複層ガラスなどに替える工事です。内窓設置は、既存の窓の内側に新しい窓を足す工事です。外窓交換は、カバー工法とはつり工法で窓そのものを替えます。ドア交換は、屋外から施錠できる建具を替える工事を指します。
補助金には、使うときの決まりがあります
補助の対象になるのは、事務局に登録された製品を使った工事です。申請は消費者が自分で行うものではなく、登録された窓リノベ事業者が窓口になります。1回の申請で、合計の補助額が5万円以上であることも条件です。
| 項目 | 内容 | 確認先 |
|---|---|---|
| 制度名 | 先進的窓リノベ2026事業(環境省) | 公式サイト |
| 補助上限 | 住宅1戸あたり100万円 | 同上 |
| 対象の下限 | 1申請あたり合計補助額5万円以上 | 同上 |
| 申請期間 | 2026年3月31日〜2026年12月31日 | 同上 |
| 申請方法 | 登録された窓リノベ事業者を通じて申請 | 同上 |
出典:先進的窓リノベ2026事業 公式サイト(2026年10月13日時点)
補助金は予算の範囲で受け付けられる制度です。申請すれば必ず受け取れるものではなく、本記事は受給を保証するものではありません。制度名・上限額・申請期間・対象工事はいずれも2026年10月時点で公式サイトに掲載されている内容です。交付申請の手続きは工事の完了・引渡し後で、交付申請の予約は任意です。要件と対象製品は年度ごとに変わるため、着工前に先進的窓リノベ2026事業の公式サイトで最新の公募要領をご確認ください。
工事を考えるのは、どんな悩みのときですか?
手軽な対策を試しても気になる点が残るときが、工事を検討する目安になります。悩みの種類ごとに、始め方の目安を表にまとめました。
| 悩み | 手軽な対策で始める場合 | 工事を検討する目安 |
|---|---|---|
| 窓際の冷たさが気になる | シートやカーテンを試してみる | 試しても気になる点が残るとき |
| 朝、窓に結露が付く | 拭き取りなど手入れで様子を見る | 毎朝の負担が大きいと感じるとき |
| 夏の西日で部屋が暑い | カーテンで日差しをさえぎる | カーテンを開けて過ごしたいとき |
| 冷暖房の効きが悪い | まず使い方や窓まわりを見直す | 窓の状態を見てもらいたいとき |
この表は考え方の目安です。窓の状態や住まいによって、当てはまり方は変わります。迷ったときは、現地確認で窓を見てもらってから決めることもできます。
手軽な対策を続けながら、工事を比較する時間を持つこともできます。見積りを取ったからといって、その場で工事を決める必要はありません。窓リノでは、お見積りの内容にご納得いただいてから工事に進みます。
窓リノの事例では、工事はどんな悩みに応えましたか?
今治市のお客様は、夏の夕方の西日による室温の上昇に悩んでいました。内窓を新設し、遮熱ガラスに交換する工事を行っています。
このお客様の悩みは、夏の夕方の西日で室温が急に上がること、冷房費が増えること、家具が日焼けすることでした。工事のあとは、赤外線と紫外線がカットされ、冷房の効きが改善したとお伝えしています。カーテンを開けて過ごせるようになったこともお知らせしています。
お客様からは「西日が怖くなくなりました!もっと早く施工すればよかった」というお声をいただきました。詳しくは今治市の西日対策の施工事例をご覧ください。この事例ページには金額や製品名の記載がないため、本記事でもお示ししていません。
松山市の寝室でも、窓の側を変える工事を行いました
松山市の寝室では、既存の単板ガラスの窓の内側に、樹脂製の内窓を新設しました。冬の寝室がとても寒いという悩みに対して、暖房の立ち上がりが改善し、窓際の冷気と結露が大幅に減ったとお伝えしています。窓の側を変える工事が選ばれた事例として、松山市の寝室の施工事例もご覧いただけます。
今の対策を、振り返れていますか?
当てはまる項目が多いほど、工事の検討に進む目安に近づきます。下のチェックは診断ではなく、相談の前に今の対策を整理するためのものです。
今の対策を振り返るチェック(6項目)
当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。
当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。
当てはまった数でみる読み取り方
| 当てはまる数 | 読み取り方 |
|---|---|
| 0〜1個 | 今の対策を続けながら様子を見る段階です。気になる点が出てきたら、見直しましょう。 |
| 2〜3個 | 対策をしても気になる点が残っている状態です。窓の状態を見てもらう相談も候補になります。 |
| 4〜6個 | 対策を重ねても悩みが続く状態です。窓の側を変える工事について、見積りを比べながら検討できます。 |
3つのプランのうち、どこから考えますか?
窓リノには、窓断熱・一部屋断熱・まるごと断熱の3つのプランがあります。対策をしても気になる窓が1つか2つなら窓断熱、ある部屋全体なら一部屋断熱、家じゅうで悩みがあるならまるごと断熱が、検討の入口になります。最初に決めたプランは、相談の途中でも見直せます。
対策を試している途中でも、相談できます
シートやカーテンを試している最中でも、足りないと感じた段階でご相談いただけます。窓リノは窓の断熱工事に特化した会社です。窓の状態を見たうえで、どの範囲から工事を考えるかを一緒に整理します。
シートやカーテンについて、よくいただくご質問は?
手軽な対策と工事の違いに関して、実際に伺う質問をまとめました。住まいの状態によって答えが変わる部分は、その旨を添えています。
断熱シートは、効果がないのですか?
そのようには考えていません。シートやカーテンは、手軽に始められる対策の一つです。まず試してみて、悩みが残るかどうかを確かめる使い方もできます。それでも足りないと感じたときに、窓そのものの工事を検討する、という順番で考えてみてください。
シートやカーテンの費用は、補助金の対象になりますか?
先進的窓リノベ2026事業の補助対象工事は、ガラス交換・内窓設置・外窓交換・ドア交換の4種類です。シートやカーテンは、この中に含まれていません(2026年10月13日時点)。補助は工事に対して受け付けられるもので、受給を保証するものではありません。
対策を重ねてから工事を考えても、遅くないですか?
悩みの程度や時期によって変わるため、一概には言えません。補助金の利用を考えている場合は、受付に期限がある点だけ確認しておくと安心です。交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日まで、交付申請は遅くとも12月31日までとされています。
窓リノでは、シートやカーテンの相談もできますか?
窓リノは窓の断熱工事に特化した会社のため、お答えできるのは窓の工事に関することが中心です。シートやカーテンを試している最中でも、足りないと感じた段階で、お気軽にご相談ください。
工事をするかどうか決まっていなくても、相談できますか?
できます。現地確認は無料で、その場でご契約をお願いすることはありません。お見積りのみのご依頼も承っており、他社と比べたうえで判断していただいて構いません。
相談する前に、何を確かめますか?
最初に確かめたいのは、今どんな対策をしていて、何がまだ気になるのかという点です。そのうえで、季節ごとの悩みを書き出しておくと、相談のときに希望を伝えやすくなります。
気になる窓を、見てもらうところから
どの窓から手を付けるか迷う段階でも、現地確認で窓を見ながら一緒に整理します。現地確認は無料で、その場でご契約をお願いすることはありません。
この記事に関連するページ
あわせて読みたい記事をご紹介
関連するブログ記事はこちらから
関連するブログ記事はこちらから
断熱リフォームに関する最新情報をお届けします。
最新ニュース&お知らせ
最新ニュース&お知らせ